エリオットはフィボナッチ数列を歴史、特に過去75年間の株式市場に適用することにした。
数学者がフラクタルと呼ぶものである。
そして、これらのサイクルを、数世紀にわたるグランド・スーパーサイクル、数十年をカバーするスーパーサイクル、数年にわたるサイクル、数ヶ月のプライマリー・サイクルと定義した。
その下には、週単位の中間サイクル、日単位のマイナーサイクル、時間単位のメヌエットサイクル、分単位のサブメヌエットサイクルがある。
これらのサイクルはそれぞれ、楽観と悲観が交互に繰り返される一定のリズムを体現しており、金融で言えば、非論理的な衝動と論理的な修正が繰り返される。

では、それをチャートのレベルに落とし込んでみよう。
エリオット波動は、第1、第3、第5のインパルス、第2、第4の修正という5つの動きが見られるときに現れる。
エリオットは、最初の修正がその前のインパルスほど大きくなることはまれであり、2番目のインパルス（3番目の動き）が他の2つの動きより短くなることはないと主張した。
修正2番、つまり4行目は通常1行目と2行目である。

さて、このパターンがすべての時間枠で繰り返されることを考えると、このような状況になる：パターンの中のパターン、パターンの中のパターンなど。
1つの時間枠にパターンが存在すればするほど、その上の時間枠でもパターンが繰り返される可能性が高くなる。

エリオットはコンピューターを持っていなかったが、1990年代にオーストラリアの科学者チームがコンピューターを持っており、それをチェックした。
そして、エリオット波動オシレーターを開発した。
このオシレーターはメタトレーダーに簡単にダウンロードできる。
他のオシレーターと同様、このオシレーターは下に表示され、エリオット波動に対する市場の適合性を読みやすくしてくれます。

見ての通り、このオシレーターはMACDによく似ており、それにはちゃんとした理由がある。
基本的に、オシレーターが示すのはトレンドの動きであり、一般的なルールは以下の通りです：1: 一方向への動きが強ければ、トレンドは強い。
2：第3波がトレンド方向に始まったときにポジションを建て、第4波には建てず、第5波で決済する。

MAC-Dと同様に、トリガー・フィルターとしてオシレーターに移動平均を設定します。
ここでの基本的な考え方は、トリガーも同じ方向に動いていれば、トレンドの方向にポジションを建てるというものです。

エリオットが市場で頭角を現すのに時間がかかったとすれば、ハロルド・ガートリーは事実上、市場で生まれたようなものだ。
彼は13歳でウォール街で働き始め、商業とビジネスを学びながら出世し、33歳のときに『Profits in the Stock Market』を書いた。

彼の基本的なパターンはエリオットとよく似ているが、反転の可能性のあるポイントを見つけるために使っている。
ここには4つの動きしかなく、解釈によって異なる比率が求められる。
ガートリーフォロワーは繊細さを求める時間が少ないのだろう。